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第7章 慟哭 第4話 絶頂!絶頂!絶頂! 斎藤静香

「あっああっ!!ああっ!!

ああっ!!いいっすごくいいですっ!!」

私は橋元社長の指で信じられない程の

大きな快楽を与えられ2度の絶頂を

して大量に股間から尿ではない液体を放出してしまっていた。

そしてその後少しの余韻に浸った後、私は自ら社長の

ブリーフパンツを脱がせ見たことも無いほどの太く

堅い物に跨っていた。

今まで32年間生きていた中でSEXで絶頂を迎えたことも

あったがあのように股間から大量の雫を撒き散らすなんて

初めての経験であった。

知識として潮を吹くという事は知っていたが

そんなものAVの世界だけのものだと思っており

私には無縁の事だと思っていた。

しかしまさかこの年になって初めて体験できるとは

思ってもおらず自分が潮を吹く女性であった事にも驚いた。

そして何より橋元社長のSEXの技術・・・

本当に本当にこんなに気持ち良い事があるのだと

思ってしまう。

そのうえ・・・

橋元社長の男性器は・・・

私の想像を遥かに超えるほどの快楽を私にもたらしてくれた。

私は社長のブリーフパンツを脱がせ社長の男性器を最初

口でしようと手で握ったらそれだけで、もう自分の股間に

入れたくて入れたくて仕方の無い衝動に襲われ口でする

間もなく自分から跨ってしまっていた。

こんな事も初めてであった。

主人とはもう何年もSEXレスの期間が続いているとは言え

それを差し引いても今日の私は少しエッチ過ぎるし積極的

過ぎるような気がするが、そんな羞恥心も吹き飛ばすほど

社長とのSEXは何もかもが良すぎた。

極めつけはこの男性器・・・

社長の男性器を締め付ける私の膣内の肉全てが陰核以上の性感帯

になったようなこんな感覚って本当にあるのと・・・

社長に跨り腰を上下させながら私は現実味のない極上の快楽を

むさぼりただ腰を振り続けていた。

まだ社長に跨り数回腰を振っただけだったが早くも1度目の絶頂が押し寄せてきた。

「がはははっ!!

斎藤さんっ!さすが人妻ですな~

普段はうちの会社の勘定方で

営業の社員たちも恐れる君がこんなに

乱れるとは本当に良いものが見れましたわ~

がはははっ!!しかし凄い腰の振りですわ~

私の巨砲が吸い取られそうですぞ~」

「あっあっあっあっあっ!!!

そんなっだって・・・

あっ!!ああああっ!!!

社長のがっ社長のがっ良すぎますっ!!

あっあぁぁぁっ!!

もっもう逝きそうッ逝きそうですっ!!」

私は社長の男性気器の先端の太い部分の境目に

陰核を激しくこしりつけるように腰を振り

その陰核以上に気持ちが良い膣内全てで社長の

男性器にむしゃぶりつくように堪能する。

気持ちいい・・・気持ちいい・・・気持ちいい・・・

こんなに気持ち良い事ってあるんだ・・・

「がはははっ!!何度逝ってもタダですからなっ!

好きなだけ逝きなさいっ!

少し手伝ってやろうかね~」

社長は自由に動いて絶頂寸前の私の腰を下から

掴むと下から1度・・・2度・・・3度と激しく突き上げた。

バシュッ!!グチュッ!!!ズドンッ!!!!!

「はひぃぃっ!!はひぃぃぃっ!!!うぎぃぃぃぃぃぃっ!!!!!!」

あまりにもの気持ち良さに私は社長の上でアルファベットのUの字を横にした

ようなくらい仰け反ってしまい今度はその反動で社長にぐったりともたれかかり

絶頂を迎えた。

「はぁはぁはぁ・・・・・」

社長はもたれかかった私の髪を整えながら顔を見えるようにしてくれ

頭を撫でながらゆっくりゆっくりまだ繋がっている個所を中を円を描くように

動かしている。

「斎藤さん~また逝きましたな~

こりゃ~相当ご無沙汰でしたなぁ~

がはははっ

旦那のチンポと比べてどうですかな?」

「はぁはぁはぁ・・・」

私は絶頂の余韻の中、私の中でゆっくり中を撫でるように

動く社長の男性器の存在感にこんな分かりきった質問をして

くる社長に少し責めような視線を送り笑いながら

「あっ・・あぁ・・・

もうっ社長の意地悪っ・・・

今私に入っている物の方が

良いに決まってますよ・・・

んんっ・・・んんんっ・・・

あぁ・・・こういうふうに

ゆっくり動くのも凄く良いですっ」

「がはははっ

そりゃそうでしょうな~

聞いてみたかったんですわ~

斎藤さんのような経理の鏡のような

人が旦那のチンポと私のチンポを比べて

くれてると思うと興奮するものでしてな~」

グチュリ・・・

グチュリ・・・

「あっ・・あぁ・・・いいっ!

すごく気持ち良いですっ・・・」

社長が私の髪や頬を触っていた手をまた腰に

回し下からゆっくり動かしてくれていた速度が

徐々に速さを増していく。

グチュッ!グチュッ!グチュチュッ!!

「はっはっああぁっ!!

あっああっ!!」

私の腰に回していた手が後ろまで延び私のヒップを

両手で鷲掴みのように握るとそれを前に押し出すように

しながら社長の突き上げはさらに速度が上がり私史上

最高の男性器が私の膣内に更に深く突き刺さると脳天まで

突き抜けるほどの衝撃は勘違いではなく実際に快感と言う

電波信号が脳天の渦巻きまで突き抜けた。

パンパンパンパンッ!!!

「斎藤さん!ええ尻してますわ~!!この尻最高ぅ!!

この乳もっ!!」

社長が片手で私のヒップに手を回し強く握りながら

前に押し出し社長の突き上げる方向と反対に動きを

するので男性器が私の子宮口を貫く。

そしてもう片方の手では社長に前に前に突き上げられる

為に前後に激しく揺れる私の右乳房を揉みしだく。

「あっ!!あああっ!!あああああっ!!!

すごいっすごいっすごいっすごいっすごいっ!!!!

いやっ!!あああっ!!こんなに気持ち良いのっ

我慢できませんっ!!!

ぎゃぁぁぁぁっっ!!いくっいくっいくっ!!

またっまた逝っちゃいます~!!!

ひぃぃぃぃぃぃっ!!!!」

私は容赦のない社長の突き上げにそのまま絶頂を

迎えるが今度は社長も動きを止めてくれず私は

絶頂したまま突かれ続けていた。

バチンバチンバチンバチンバチンバチンッ!!!!!

「ぃぃぃっ・・はひぃぃぃっ・・・

ひぃぃぃっ・・・いいぃぃぃっ・・・

はぁぁっ・・・ぁぁぁぁっ・・・・」

私は体がガクンガクン揺れながら

人形が子供に乱暴に扱われているように

全身の力が抜けた社長本意の動きになり

口から出る声も吐息の音しか出ずに

絶頂の頂が引いていかずに逝き続けている。

すると私の身体に異変が起こる今絶頂の

頂きが続いていて頭がおかしくなりそうな

ほどの快楽が続いているのに更にまた絶頂の

第二波が押し寄せてくる。

うそっ・・逝っているのに・・・

もう逝ったのに・・・

逝っている最中に更に逝くこととかあるの・・・

私は意識が朦朧としていく中でそんな

事を考えながらただ股間から全身へ広がる

大きすぎる快感を受け止めながら力の入らない

身体を社長に突き上げられ社長の上で舞っていた。

バチンバチンバチンバチンバチンバチンバチンバチンッ!!!!!!

「ぃぃぃっ・・・はひぃぃぃぃっ・・・

ひぃぃぃぃぃぃっ・・・・・っ・・・っ・・」

「私も逝きますっ!!!

斎藤さんのオメコにぶちまけますからなっ!!

うぉぉぉぉっ!!」

「ひっ・・・ぃぃぃっ・・・

はぁぁぁ・・・はぁぁぁ・・・」

私は声も出ずにただ毛穴が開き毛穴中が鳥肌が立つような

痺れを感じ全身が逝ったような感覚と共に頭が真っ白になり

股間の中に熱い物を感じたと同時に

何も見えなくなりそのまま何も考えれなくなっていた。

《第7章 慟哭 第4話 絶頂!絶頂!絶頂! 斎藤静香 終わり》

第7章 慟哭 5話 彼の真意は? 南川美千代

私が元主人の水島と別れてから初めて男性と交わったあの日。

あの織田さんの部屋で織田さんがお風呂に湯を張りに行って

くれている時に確認した時の3通のLINE。

1通目は私が勤めているスナック夜顔のママさんの薫子さん。

2通目はスナック夜顔のお客様の河本さん。

そして私はこの時届いた3通目のLINEが原因で昼の仕事である

消費者金融のコールセンターの仕事を本気で辞めたくなっていた。

しかし、この年でやっとありつけた仕事。

入れ替わりの激しいセンターだけに今では新人の研修でOJTも

勤める程になって次の契約更新では派遣社員から契約社員に

なれるという話も頂いている。

辞めたいけど辞めたくない・・・

そんな矛盾した心理が今の私の心境であった。

この1通のLINE・・・

このLINEが届いて以来私は翌日が休みで

その翌々日に出勤した時はこのLINEを

送ってきた小島君が休みであった。

私はLINEの返信はしていないが今日、あの

LINEが送られてきてから初めて私と小島君が共に

出勤する日・・・

私はセンターがあるこの町最大の複数の私鉄沿線が

交わる駅へ向かうために電車に乗りながら再び一昨日に

送られてきたLINEに目を通していた。

【小島信二:南川さん突然のLINE

すみません。

僕ずっと思っていた事があって

南川さんって何処かで見た事

あったな~って思っていたのですが

2年くらい前に人妻子猫って名前の

お店で働いていませんでしたか?

僕は間違いではないと思いますがね~

南川さんのフェラチオが

あの店で1番気持ち良かったですから~

心配しなくてもSVや他のみんな

には内緒にしておきますから~

でももう1度南川さんのフェラチオを

味わいたいな~宜しくですっ】

「はぁ・・・」

ため息しか出ない。

ここに書いている内容により2年前の水島と離婚した直後の

自分を思い出さされたのが何より不愉快であった。

小島君は私が勤務する大手金融業者のコールセンターに

派遣社員として最近入ってきた子で私と同じ派遣社員ではあるが

彼の研修時に私はOJTにもついた事があり超ライトではあるが

煙草はまだ1日に5本くらいは吸う私は彼とは喫煙所でたまに

会い今度飲みに行きましょうと社交辞令的に誘われLINEの交換は

していたが彼とのLINEのやり取りは1度2度あったくらいで長らく

なかった。

しかしこのLINEを送ってきた小島君があの時のお客様の中に

居たとは・・・

OJTに付いた時にも全く思い出せなかった。

思い出す以前に

私は正直2年前に2か月間ピンクサロンに

勤務していた時はお客さんの顔など見ずに

黙々と仕事をこなしていた。

そんな理由でピンクサロンに勤務していた時の

お客様と小島君のようにどこかでバッタリ会ったとしても

今後も思い出せないと思う。

しかし・・・24歳と若い彼がどうしてこんな

39歳のバツイチに興味持つのよ・・・

本当に彼の要求通り1度だけ以前勤務していた

人妻子猫の時と同じ口でのサービスだけが

目的なの?

それともそれ以上?

はたまた私の身体ではなくお金?

何はともあれ息子の為にも、せっかく軌道に乗りかけている

新しい生活の為にもやはりいくら考えても今は仕事は辞めれない。

かといって誰かに相談するとしても・・・

こんな私誰に言えるの・・・

織田さん?織田さんなら優しく聞いてはくれるだろうが

織田さんもこんな話聞いてもどうすることもできないでしょうし・・・

中村SV?中村SVなら話も聞いてくれるし小島君に

注意もしてくれるだろうけど・・・

もしかしたら小島君がセクハラとかでクビになっちゃうかも・・・

そんな子には見えないけどもし小島君がそれで私に逆恨みして

何か危害を加えてくるようなことをしないとも限らないし・・・

どうしよ・・・

そんな事を考えながら電車に乗っていると私が勤務する

プロセスというローン会社の西日本の集中コールセンターが

あるビルがある都心の駅に着く。

私は人ごみに流されながら勤務先のビルを目指し歩くが

いつもは軽い足取りも今日はやはり重い。

いつもと同じ動きいつもと同じ流れでロッカールームに

バッグと上着をしまい日々座席が変わるセンターの座席表を

確認しホッとする。

小島君は別の島D列に配置されていたみたいで私は今日はB列の

リーダーだった。

最近では列リーダーを任されることも多く、列リーダーになると

電話には出ずに同じ列に並ぶ子の中で対応中に分からないことや

対応に困ることがあれば手を挙げるのでその子のフォローに行くのが

列リーダーの仕事であった。

私はSV席の横にズラリと並ぶSV席から1番離れた席に座り

リーダーの青色のタスキを掛ける。

小島君を何度か見るが彼とは1度も視線は合わずこの日は

午後を迎えた。

私はどうするかも決めていなかったがこのままでは

気持ち悪いのでお昼休みに小島君にやっとLINEの返信をする。

【南川美千代:小島君。この間もらった

LINEの意味を知りたくて・・・

ちょっとキチンとお話したいから今日終わった

後にこの近くの義経という居酒屋でお話しない?

大丈夫だったら19時に義経に直接来て下さい。】

とLINEを送った。

本当にまだ何をどうするかという事は自分自身で

決めかねていたがとりあえず小島君の目的と彼が

何をしたいのか・・・

何を望んでいるのか・・・

ただあの時に人妻子猫で働いていたのが私と思い出した

からそれだけを伝えたかったのか?

それすら分からないのでは1人悩むだけ損だと思い

直接話をすることを選んだ。

午後からの仕事は忙しくリーダーである私も走り回って

いたがとりあえず今日の業務も無事終わりロッカールームへ

行こうとすると中村SVが

「南川さん、お疲れ様~」

と声をかけてきてくれた。

「あっお疲れ様です~」

「最近、個人としてもリーダーとしても

成績凄いですよね~

次の更新から直雇用でと言う話はもう聞いて

くれていると思うけど待遇面も少し良くなるように

マネージャーに掛け合っておいたからっ

南川さん居てもらわないと今じゃうちの

チーム回らんからねっ」

と笑いながら手を振り中村SVは今日1番酷いクレームを引いた子の

席に慰めに行った。

私はありがとうございますと笑顔で言うと女子のロッカールームへ行き

スーツの上着とバッグを取りスマートフォンを確認すると小島君からの

LINEが届いていた。

【小島信二:了解で~す。

19時に義経へ行きますね~】

とだけ書かれていたのを確認すると私はこのビルから

徒歩5分ほどで着く義経へ向かっていた。

《第7章 慟哭 5話 彼の真意は? 南川美千代 終わり》





第7章 慟哭 6話 彼の真意 南川美千代

私はセンターのあるビルを出ると

今の仕事に就いてから幾度となく

センターの同僚たちと飲みに行った

義経に向かい歩を進めた。

義経はスナックやラウンジなどが多数をしめる

テナントビルが立ち並ぶ通りの焼き肉屋や

うどん屋、大手牛丼チェーン店が並ぶ並びに

あった。

義経に向かう途中の私の携帯が鳴る。

どうやらLINEが届いたようで確認すると

【小島信二:南川さん~

義経着きました~先に入ってま~す。

今日は2人なので一応個室を抑えています。

12番の部屋で居てますね~】

あんなLINEを送ってきたというのに

何でこのテンションでLINEを送れるのだろうと

15歳のジェネレーションギャップを感じながら

私は義経に入り小島君がLINEで知らせて来た

12番の個室へ向かった。

この店の個室はセンターの同僚の子とも

来た事あるので勝って知ったるで作りもわかっている。

中は堀こたつ式の向かいあって座るテーブルに

なっていて入口はしゃがんで入るようなくらいの

大きさの引き戸になっている。

私は12番の部屋の引き戸を開けると

一応上座を空けて手前側に座る小島君が居た。

「あっ南川さんっお疲れ様ですっ!」

何でこの子はあんなLINEを送ってきて

おきながらこんなに普通なの?

と思いながら私は引き戸の前の下駄箱に脱いだヒールを

置くと引き戸の前にしゃがみ込み頭を下げて部屋に入る。

「お疲れ様~・・・」

私は部屋に入ると小島君が空けてくれていた

部屋の奥側の座席に座る。

「南川さんっ何飲みますか?」

「えっあっ・・・うん・・

じゃあビールで・・・」

とても乾杯なんかできる気分でも無いが

素面でできる話でもないかと思い今日は

夜顔のバイトも無いから良いかと思い

ビールを頼む。

「それじゃあ僕もビールで・・・」

そう言うと小島君はタッチパネルで

ビールを2杯注文した。

「おつまみ何にしますか?」

と何故かいつもと変わらない感じの

小島君にあのLINEは本当に小島君が

送ってきたものかどうか疑いたくなる。

「えっ・・あっ・・うん・・・

後でいいわ・・・」

「そうっすか?

じゃあ僕ココロとネギま先に

注文しちゃいますねっ」

と小島君がタッチパネルの

焼き鳥の注文をするところから

注文する。

「え~と・・・

小島君・・・?」

私はスーツの上着を脱ぎ後ろのハンガーにかけると

堀こたつ式のテーブルの下に足を入れ

足を組みながら座る。

「えっ?なんっすか?

あっこの間送った

LINEの事っすよね~?

ハハハッやっぱりあの

人妻子猫のミナコさんって

南川さんっすよね?

口元のほくろも覚えているし」

この子凄い記憶力ね・・・

あんなうす暗い部屋でよくほくろの位置まで・・・

最初から私じゃないと言い張るのは無理だと

思ってはいたけど・・・

「うん・・・

その・・・

小島君の目的は何かは分からないけど

少し聞いてくれる?」

私は掘りごたつの中に放り出し

組んでいた足を掘りごたつから出し

正座する。

するとタイミングが良いのか悪いのか

丁度店員さんが生ビールを持ってきた。

「失礼しますっ!生2つと付き出しですっ!」

枝豆が入った2つの小皿と生ビールを小島君が

受け取ると店員さんは引き戸を締めて立ち去った。

「あっはい・・・

南川さんっとりあえず

乾杯します?」

と小島君は至って普通で何だか少しイラついてくるくらいである。

「あっ・・・

うん・・・」

と私も小島君のペースに流され少しジョッキを傾け

小島君のジョッキとカチンと鳴らす。

「乾杯~」

と1人元気に小島君の声だけが響く。

「あっ南川さんの聞いて欲しいことってなんすか?」

私は店員さんに話の腰を折られ正座したまま

再度先ほど話しかけた話の続きをする。

「あのね・・・

小島君が言っている人妻子猫ってお店で

働いてたミナコは私だと思う。

でもあの時の私はお客様の顔など見ずに

接客していったから・・・

その私は小島君を接客した覚えがないの。

覚えがないというか本当にただ作業のように

していたので小島君でなくてもあのお店で

接客したお客様は誰1人覚えていないのよ・・・」

小島君はジョッキを片手にビールを流し込みながら

私を見ている。

「ふ~ん・・・

そうなんすかぁ・・・

そういうもんなんすかね?

まあでも僕は覚えていますよ~

南川さんのフェラは最高でしたから~」

この子のセンターでの成績が悪いのわかる・・・

センターでの業務ではギリギリ大丈夫な敬語だけど

プライベートだと先輩相手にももうこんな感じだし・・・

「それでね・・・

こんな事言っても仕方ないのだけど・・・

あの時私は実は離婚した直後で・・・

それで仕方なく生活の為に少しの間

あの店で働いていたのよ・・・」

「そうでしたか~

僕ミナコさん・・・あっ南川さんが

次行ったときに指名してもういないって

言われたときマジショックでしたからね~

ハハッ

でも今のこの仕事が決まったから人妻子猫

辞めたんすね。」

「・・・そういう事なの・・・

それで・・・

思い出話するだけが

目的じゃないのよね?」

「えっ?あっ・・・

そうっすね~

僕実はOJTで南川さん

に付いてもらった時から

もしかしたらとおもっったんですが・・・

本当はそれ確かめたかっただけなんすけどね。

あっでももし南川さんさえ

良ければあの時に人妻子猫で払っていた

金額払うからもう1回して欲しいなぁと

思って・・・

ダメっすか?」

えっ?それだけ・・・?

この子の目的って・・・

私が次に店に来た時に既に辞めていたから

偶然会った私にあの時のお店に払っていた

金額を支払ってまでもう1度フェラチオを

して欲しかったってただそれをいう事が

目的だったの?

しかも今の口調では断れそうだし

断っても普通に諦めそうな感じにも見える。

前の主人の水島により極度のネガティブ思考を植え付けられて

いる私は物事を悪い方へ考えすぎる傾向があった。

そのせいか今小島君から聞いた内容で少し拍子抜けしている

私がそこに居た。

《第7章 慟哭 6話 彼の真意 南川美千代 終わり》



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第7章 慟哭 7話 悪意は無いが天然な彼 南川美千代

とにかく小島君の話を聞くと彼には

私を貶める事や、金銭面の無心ではなく

ただ純粋に性欲を満たしたいという事で

ある事が分かった。

よくよく考えて見ると彼の仕事ぶりを

見ていれば分かる事であった。

彼は良い意味でも悪い意味でもそこまで

狡猾な考え方ができる程、思慮深くは無い。

単純明快な子で元夫の水島とは正反対の

性格のように思えた。

今日、彼とここで会うまでの私は

最悪の事も考えていた。

彼が吹聴することにより今の職を失うことまで

考えていたが思い過ごしだとホッと胸を撫でおろし

一気に肩の力が抜けると緊張感も解け

私はジョッキを握り一気に3分の2ほどまで

流し込む。

「ふぅっ・・・

ハハハッ

小島君って悪趣味だね~

何で私なの?

小島くんって確か24歳だよね?

もっと若い子の方が良くない?」

ただの性欲をむき出しにして向かって来る

人ならもう夜顔のバイトで慣れていた。

しかも相手は夜顔のお客様の海千山千の

熟練した男性達ではなく、まだ最近大学を卒業した

20代の前半の男の子だ。

私は緊張も解け、この子に悪意が無いことに安心し

既にこの場の会話を楽しむ余裕まで出来て

正座していた足を崩すとまた掘りごたつの

中に足を投げ出し足を組みリラックスした体勢を取る。

「え~悪趣味じゃないっすよ~!!

南川さんめちゃくちゃ綺麗じゃないっすか~?

僕元々学生の頃から年上めっちゃ好きですし

だからあんな店行ってたんすからっ!」

小島君が私の正座を崩しながら掘りごたつの中に

移動させた足に視線を走らせるが先ほどまでの警戒心も

解け嫌な気にもならずにむしろ若い子でもこんな

私に興味を持ってくれているのかと思うと少し逆の

気持ちにもなる。

「確かに・・・

2年前にあのお店に来てたんだから

22歳?だものね・・・

フフフッもうっ

やっぱりおかしいよ~

普通同年代の子に興味持つんじゃないの~?

それくらいの年の子って?

小島君なら私の年ならどちらかと言えばもう

自分の子供が小島君より少し若いくらいの

子が居ても不思議じゃないんだから」

「僕19歳の時からあの店行ってましたからっ

バイト代ほとんどあの店の代金で飛んじゃって

ましたよ~」

「うそ~!!

もったいない~って・・・

私が言えた事じゃないんだけど・・・」

と掘りごたつの中で組んでいた足を組み替えながら

ジョッキを一気に空けてしまう。

「いやいや・・・

十分価値はありましたよっ

特に南川さん・・・いやあのお店で

居た時はミナコさんでしたから

ミナコさんは・・・

あっビール頼みます?僕ももう無いし・・・」

こんな事を真剣に語れるこの子が面白く感じ

て来てこの情熱を少しは仕事に向けてくれれば

成績も上がるのになぁともったいなくなる。

2人ともジョッキが空になった頃上手く店員さんが

小島君が注文した焼き鳥を持ってきてくれて

私たちは追加で2人とも更にビールを注文した。

食欲の無かった私も小島君の本心が聞けて安心し

無かった食欲も安心すると一気に湧いてきて

シーザサラダに刺身の盛り合わせを注文する。

「もうっミナコさんはやめて~

私もあの時の事、思い出したくないし・・・

それに・・小島君そんな子じゃないと

思うけど私も好きで働いていたわけでは

ないからセンターのみんなには言わないでね」

私は掘りごたつの中で組んでいた足を組み替えながら

笑みを浮かべ小島君を見た。

「うおっ南川さん色っぽ過ぎっすっ!

やっぱり仕草とか角度が若い子とちゃうんすよっ

はい!もうミナコさんって呼びませんっ!

それにそんな事人に言いませんって~

そんな事言うたら僕が人妻風俗にはまってた

って自分で言いふらしてる事になりますやんかっ!?

言えるわけないっすよっ

でもそれっぽい人じゃ無く何か理由があり

本来そんな店で居そうな人じゃないから

南川さんめっちゃ良かったんすけどねっ

慣れて無さそうな見た目やのに

意外にめっちゃ上手かったし・・・

僕も何気なく言うてしまいましたけど

今の南川さんならあの時より更に魅力的ですから

倍払ってでもしてもらいたいっすよっ

ハハハハッ」

この子は本当に素直な子だなと思った。

元旦那の水島と正反対と感じたのはこの子が水島と違い

自分の思ったことを真っ直ぐにぶつけてくるからであろう。

水島のように含みを持たせた話し方や、駆け引きなど一切なく

思ったことをそのまま率直にぶつけてくる。

言わば分かりやすいのだ。

今の小島君の思いは何故かこんな15歳も年上の私に

人妻子猫でしていたような口でのサービスを求めているだけ。

小島君は19歳の頃から風俗に通っていたと言っているから

そういう事はお金を払ってするものだという概念があるらしいが・・・

今まで彼女とかいたのだろうか?

性格は素直で見た目も普通だし居てもおかしくないと

思うが価値観や礼儀作法の面は年代が違うから私には

少し理解しがたい部分もあるが・・・

それでも容姿は私の元夫よりは全然イケていると思える。

「え~そんな価値無いって~小島君っ

もうっおばさん、からかっちゃダメだよ~

それより小島君彼女とかいないの?」

私も率直な小島君には率直に聞こうと思い気になることを

聞いてみた。

「おばさんちゃいますっ!綺麗なお姉さまです~!!」

小島君は自分がおばさんと言われたような勢いで怒ってくる。

私はなんだかおかしくなり少しビールを噴き出してしまい

大笑いしていた。

「キャハハハッ何で小島君が怒るのよっ」

「南川さんっセンターでも1番綺麗なお姉さんっすよっ!

それに彼女っすか?僕大学の時から何回か彼女できましたけど

若い子とは長続きしないんすよ~

なんちゅうか・・・色気が足らんっていうか・・・

子供と付き合ってる感覚になるし・・・」

へ~天然で素直だから精神年齢低いかなと思っていたけど

結構小島君て精神年齢高いのかも・・・

「そうなんだ~まあ好みは人それぞれだものね~

あっ私なんかセンターで1番のわけないでしょ~!

うちのセンター結構美人揃いだよ~

高崎さんとか知原SVなんかも綺麗だし・・」

「そうなんすよ~マジ美人揃いで

仕事になりませんわ~

知原SVも良いっすよね~あの眼鏡にあの足・・・

ハハハッ

だから今の職場好きなんんで辞めたくないんすよっ

もうちょっと仕事頑張らんとマジで派遣契約更新して

もらえなさそうっす・・・」

「知原SVをそんな目で見てたの?

ハハッやっぱり小島君って見るところが

人と違うよ~ハハッ

そうだよ~女の子にうつつぬかしてたら

契約切られるよッ

小島君もう少し頑張らなきゃっ」

私は掘りごたつに放り出して組んでいた足を

掘りごたつから出し両足を左側に折りたたみ

座りなおす。

「ホンマっすよね~

南川さんが3万円の倍の6万円出すから

もう1回口でしてくれたら頑張れますっ

ハハッ」

「こらこらっ私にそんな価値ないよ~

・・・

てかそんなに私が良いの?」

私はお金を貰いこの子にサービスしようなんて

気は無かったが最初のLINEのイメージが最悪だったので

意外にも思ったよりも良い子であった小島君の

方向性はどうかと思うが純粋な気持ちや素直に

欲望をぶつけてくる感じが新鮮で少し心が揺らぎだしていた。

《第7章 慟哭 7話 悪意は無いが天然な彼 南川美千代 終わり》



第7章 慟哭 8話 忘れられない人 小島信二

俺は今居酒屋義経の個室の

掘りごたつ式のテーブルに

今勤めているコールセンターの

先輩である女性と向かい合い座っている。

先輩の名は南川美千代さん。

年上好きで熟女好きである俺には

センターで居るどの女性よりも

ストライクゾーンの女性であった。

太くも細くも無い身体。

肩にかかるくらいの長さの髪を

仕事中は後ろに束ねている感じも

好きだし、顔立ちもアナウンサーの

西尾由佳里に似た感じで黒髪の

落ち着いた感じがより一層俺の

性欲を掻き立てる。

南川さんは俺が4か月前に今のセンターで

働き出した時の研修の時にOJTという最初は

ベテランの先輩が横についてくれて電話を

取りながら一件一件フィードバックをしてくれる

という研修の時に俺の隣についてくれた人でもある。

この時俺は研修で教わる事よりも南川さんの膝丈の

スーツから覗く美脚に目も心を奪われ教えて貰った

内容が殆ど頭に入ってこなかったのを覚えている。

その後1人立ちした俺は休憩時間にこのビルに一か所しか

無い喫煙所で毎回煙草を吸っているのだがそこで

週に2、3度南川さんと会う機会があった。

最初は挨拶程度であったが南川さんが少しは鳴れた?

など優しく言葉をかけてくれ会話を交わしていくうちに

俺が南川さんに異様に心を引かれる理由が分かった。

いや分かったというよりは思い出したが正しいだろう。

このセンターに勤める様になってからもそのずっと

以前からも年上の女性好きな俺には行きつけの風俗店が

あった。

【人妻子猫】

と言う30代くらいの女性が多く在籍し店内では最初は

隣に座り一緒にお酒を飲み話をして、そして最後には

フェラチオをしてくれるという所謂人妻専門のピンクサロンだ。

俺はこの人妻子猫に通い既に5年になるが過去に接客を受けた

人で1番良かったと思ったのがミナコさんという女性であった。

初めてミナコさんの接客を受けた時はそのフェラテクに容姿

会話の仕方から全てにおいて俺はミナコさんに真剣に恋をしてしまった。

そして次回、人妻子猫に行った時に勇んで指名をしたがその日

ミナコさんは居ないと言われた。

そしてその次も、またその次もミナコさんを指名するが毎回おらず

俺はミナコさんは店を辞めたのだと悟った。

こういうお店は辞めていても教えてくれずに居ないとしか言ってくれないのだ。

俺はミナコが本名であるかどうかも分からないしもう1度会いたいと思えど

名前も住んでいる所すらわからない彼女を諦めれないが諦めるしか仕方のない

状況に長らく彼女を思い続け落ち込んでいた。

あれから2年と少しが経つ。

俺はあの日OJTで感じた心の高鳴りは、彼女がミナコさんであるからでは

ないかと考えた。

彼女の名前は南川美千代。

ミナコではないがああいった店では本名で働くことの方が珍しいので

そこは気にしなくて良いと思う。

しかし、その容姿に話し方。

凄く似ている。

人妻子猫では下着の上にネグリジュのような透ける

スリップのようなものを身につけているだけであり

ビシッとスーツに身を包む南川さんとは別人のようにも

見えるし髪型も少し違うが、あの声と唇。

そしてあの俺が心を奪われた瞳にその美脚。

やはりミナコさんだっ!!

俺は自宅でベッドに寝転がりながら1人考えていたが

確認せずに居られずに南川さんに喫煙所で教えて貰った

LINEを送っていた。

しかしその日も翌日も返信は無かった。

そんな中、LINEを送り始めて南川さんと同じ日の出勤の

朝、南川さんからLINEの無いようについて話したいからと

返信があり今こうして義経と言う居酒屋で飲んでいた。

俺は本当に楽しかった。

女性と飲んでいてこんなに楽しいのは初めてかもしれない。

俺はただあの人妻子猫で俺が一目ぼれしたミナコさんが

南川さんであるかどうか知りたかっただけなのだが

あのLINEの内容は考えもせずに送ったので嫌な感じに

誤解を与えたかもしれないと心配ではあったが今は少し

誤解も解け、職場での南川さんに戻ってきていた。

向かい合う南川さんが時折組み替える美脚はその

薄い黒色のパンストに包まれより一層南川さんの

色気を際立たせ俺の股間を刺激する。

しかし俺はこうして一緒に飲め、あのミナコさんが

南川さんであると知れただけで満足なのでこれ以上

南川さんに何かを求める気は無かった。

俺は非常識で無知で基本アホだが、大好きな南川さんに

迷惑をかけることなどしたく無いのでそれくらいの

良識はわきまえているつもりだ。

だからここでこうして話しているだけで満足であった。

満足であったが俺は俺の本心を誰にでもいつも率直に

伝える性格。

南川さんは自分を年だからと卑下するがそれは南川さん本人が

そう言おうあっても俺は否定する。

「価値!?価値はありますよっ!!

それにそんなに良いですっ!!

良いに決まっていますっ!!」

南川さんがジョッキをテーブルに置き髪を少し掻き上げながら

膝丈の黒のスーツから座り足を組むことにより覗くパンストに

包まれた艶めかしい太ももを見ながら俺は南川さんの

「こらこらっ私にそんな価値ないよ~

・・・

てかそんなに私が良いの?」

という言葉に食いついた。

「ハハハッ

本当なら嬉しいなぁ~

小島君のような若い子に女性として

扱ってもらえるだけでもオバサンは

嬉しいものなのよ~」

南川さんが話すだけで俺の股間は疼いてくる。

あの薄く引かれた紅色の口紅の下にある

唇に2年前最高のサービスを受けた事が蘇る。

「だからっ!オバサンちゃいますって!

こんな美しいオバサンいてないっすからっ!

ホンマ南川さんになら俺だったら6万どころかっ

7万でも8万でもっ・・・あっ今月ちょっと

ピンチなんでそれ以上はあれですけど・・・」

俺は本心から南川さんにもう1度あの極上もフェラチオを

してもらえるならそれくらいは払う気はあった。

しかし所詮はイチ派遣社員の身。

先立つ物が乏しい俺にはいくら勢い良く言っても

それ以上の財源が無く言葉は尻すぼみになる。

「ハハッ

もうっ~

あの時の事は忘れてっ・・・

ねっ小島君。

それにそんな価値は無いしそんな

お金いらないよ~

でも・・・

小島君があの時の事を口外しないで

記憶から消してくれるという

約束をしてくれるなら・・・

口止め料は払うからっ私の方からね。

口止め料はお口だけじゃ足らないと思うから・・・

あの事を忘れてくれると約束してくれるなら

最後までしてくれても良いよ。」

南川さんが凄く色っぽい目で俺を見ながら

言っている内容が頭が真っ白になっていた

俺にはイマイチ理解ができなかった。

《第7章 慟哭 8話 忘れられない人 小島信二 終わり》



パーフェクトコミュニケーションズ

第7章 慟哭 9話 思わぬ展開、望んでいた以上の収穫 小島信二 

俺は最初南川さんが言った言葉が理解できなかった。

理解できないほど難しいことを言っていたわけでは

ないが俺は今日ここに来て南川さんとゆっくり2人で

話しを出来ただけで十分であったからだ。

もう会えないと思っていた人。

その人がもしかしたら今俺が働いている職場で居るかも知れない。

そう思っていた事が現実であったのだ。

それ以上何を求めよう。

しかし南川さんはどうしても、あの人妻子猫で

働いていたことを職場の人たちに知られたくないのだろう。

それに思い出すのも嫌みたいな感じだ。

そうだとしたら俺があの時に考えもなく送った

LINEは南川さんを悩ませ傷つけてしまったと

思うと少し後悔する。

もう1度フェラチオを味わいたいなど・・・

よくよく考えたらあの店で働いていたことを

悔やんでいる人に言うべき言葉ではない。

俺はいつも空気を読めず天然でアホな事を言ってしまう。

LINEのような文字だけでコミュニュケーションを取る

ツールを使ってとなれば尚更アホであった。

俺には悪気はなく南川さんのフェラテクを褒めてその後は

冗談のつもりであったがどうやらかなり深刻なダメージを

与えていたみたいだ。

南川さんはそんな俺を口止めする為にさっき

「ハハッ

もうっ~

あの時の事は忘れてっ・・・

ねっ小島君。

それにそんな価値は無いしそんな

お金いらないよ~

でも・・・

小島君があの時の事を口外しないで

記憶から消してくれるという

約束をしてくれるなら・・・

口止め料は払うからっ私の方からね。

口止め料はお口だけじゃ足らないと思うから・・・

あの事を忘れてくれると約束してくれるなら

最後までしてくれても良いよ。」

と言ったのだ。

最初は何のことだと思い南川さんのような

美人の口から俺に言った言葉とは理解しがたかったが

要約すれば南川さんが人妻子猫で働いていた事実を

忘れるならフェラチオどころじゃなくセックスしても

良いという事だろう。

そんなもんやりたいに決まっている!

しかし南川さんに嫌われたくはない。

でもどちらにしてもここでこのラッキーに乗っかろうが

乗っかろまいが南川さんの俺に対する印象は

大して変わらないんじゃないか?

そう思うと俺には南川さんのこの提案を断れるほど

性欲を我慢できような理性は持ち合わせていなかった。

「マッマジっすか!?

忘れますっ!忘れますしっ!

口外なんて元々する気ないっすっ!」

俺は宝くじに当たったらこれくらい

動揺して挙動不審になるのだろうな

て思うほど降って湧いて来た幸運にまだ

信じられずに完全に口調がおかしくなっていた。

そんな俺を優しく笑いながら南川さんが見つめてきて

足を組み替えながら

「ありがとう。

じゃあ。

これ飲んだら次行こうね?

小島君が満足するかどうか・・・

自信ないけど・・・

ちゃんと口止め料を払わせてね。」

そう言う南川さんに思ったより悲壮感は見えなかった。

それに少し安心した俺は

南川さんが口止め料として身体を俺に

差し出しているという現実が無性にエロく感じ

今までに感じた事のない興奮で

俺の心臓は爆発しそうなくらい

高鳴っていた。

「はっはっはっ・・・はいっ!はいっ!

俺速攻飲み干しますわっ!!」

そう言って俺は半分くらい入っていたジョッキを一気に飲み干した。

「ハハハッそんなに慌てなくても

ゆっくりで良いよ~」

南川さんは一気飲みする俺とは

逆に自分のジョッキを少しづつ

減らしていく。

「ハハッ・・・

まさか、南川さんと

エッチできるなんて

思っていませんでしたからっ

興奮しすぎてついつい

一気飲みしちゃいましたよっ」

「もうっ・・・

そんなに楽しみにされると

余計プレッシャーだよ・・・

絶対小島君が思っているほど

良くないと思うから・・・」

「そんな事ないっすてっ・・・

アカン・・俺興奮しすぎて

ヤバイッす…

ちょっとトイレ行ってきますっ・・・」

「ハハッ

小島君本当に若いね~

羨ましいよ~

は~い。

行ってらっしゃい。」

俺は個室から出て一旦落ち着かせる

為にトイレに行きひとまず小便を出した。

南川さんの足の組み替えにより

見えそうで見えないパンツと

スーツの下から覗く細くも太くもない

程よい肉付きのパンスト越しの足に

さっきのエッチ確定発言で俺の股間は

既に膨張しすぎて痛いくらいであった。

俺はギンギンで小便すら出にくい

股間を握りしめ何とか小便を出し切ると

空いていた大の方へ入る。

せっかく南川さんとやれるんやから

すぐ逝ったらもったいないから

一発抜いておこう。

じゃないとあのフェラテクでされたら口で

いってしまうかも・・・

そう思い俺は南川さんの足やまだ見ぬ今日の下着などを

想像しながら居酒屋義経の大便をする部屋で自分で

必死でしごきながら南川さんを想像していた。

あぁ・・・

全裸も綺麗なんやろなぁ・・・

南川さん・・・

俺のん結構デカいから満足してくれたらええけど・・・

どんな声出すんやろうなぁ・・・

センターで顧客対応している南川さんの

あの綺麗な声・・・

あの声で喘がれたら・・・

うおっ・・・

アカンッ・・・

俺はこうやって今まで何度南川さんを想像して

自分でしてきたことだろう。

そんな人と本当に出来る日が来るなんて・・・

南川さんっ!南川さんっ!

どうっすかっ!俺のん気持ち良いっすかっ!

俺は南川さんに覆いかぶさり激しく南川さんを

突いている姿を想像しながらトイレに発射した。

うっ・・・

はぁぁぁ・・・

これで本番は少しは長持ちすろやろ~

はぁぁぁ・・・

大量に出た白い精液を流し

手を綺麗に洗うと俺は南川さんが

待つ個室へ戻った。

戻ると皆川さんは既にビールも飲みほしていて

一品も粗方片付いていた。

「おかえりなさい~

もうここで何も飲み食いしないなら

そろそろ行く?」

南川さんはスーツの上着も着ていて

店を出る準備を整えていたみたいなので

俺も

「あっただいまっす。

はっはいっ!行きましょうっ」

って言った声が裏返り

南川さんは声を出しながら笑う

と席を立った。

《第7章 慟哭 9話 思わぬ展開、望んでいた以上の収穫 小島信二 終わり》



超林堂

第7章 慟哭 10話 私らしくない大胆な行動 南川美千代

安心したからだろうか・・・

私が想像するような悪い子では無かった小島君。

ただ純粋に風俗とエッチが好きな普通の子だという

印象を受けた。

この子が元主人の水島のような狡猾な人なら

私に様々な苦汁を与える事が出来たと思う。

そうされなかったお礼?

そうなのかもしれない。

思っていたよりも酷いことにならなかった安心と

喜びから私は小島君と今からホテルへ行きSEXを

しようとしていた。

今は独身だし・・・

別に誰に気兼ねすることも無い。

ただ相手が私よりも15歳も年下の子というだけの事。

そういえば水島と離婚してからは小島君が2人目か・・・

最初はお世話になっていた織田さん。

織田さんは私よりも20歳以上年上の方で今度は15歳も若い子。

つくづく年齢の差が大きい人と縁があるなと思い一人で笑ってしまう。

コツンコツンとヒールの音を立てながら隣を歩く小島君の

腕に私は腕を絡めながら歩いていた。

小島君は意外に緊張しているようで先ほどから口数も少なく

居酒屋に居た時も後半は言動が面白かった。

声が裏返ったり・・・

そんなに求められるのは嬉しいことだけどはっきり言って

24歳の若者を満足させれる身体は持ち合わせていないんだけどなぁ

と本気で思う。

でも正直なところ私は一度織田さんと関係を持って以来

織田さんとはあの1度きりではあったが身体が求めてしまう日が

あったのも事実だ。

今日は実は小島君にもSEXをされる覚悟で来ていたし意外に

悪意の無かった彼に拍子抜けしてするつもりで来た身体が

彼を求めてしまったのかも知れない。

そう考える方が楽かな?

何にしてもこれは口止め料じゃないよね・・・

小島君はこんな事しなくても口外しないと

言っているし、小島君を見ていてその言葉は

信用できると思うし・・・

結局私がしたかったんだ・・・

隣で緊張しながら歩く小島君を見ていると

なんだかおかしくなってくる。

当たり前ではあるがこんなに年下の子は私も初めてで

今までの経験でも年下自体が初めてであった。

「どうしたの?小島君」

私は少しからかうように聞いてみた。

「いっいやっ・・

南川さんの胸が手に当たるし・・・

俺マジでやばいくらい緊張してますよっ・・・」

「フフフッ

そんなに緊張しなくても

良いよ~

何処にする?」

私は義経から少し歩き通りを2本内側に入ると

ラブホテルが数件並ぶホテル街へ歩を進める。

「あっえっ・・あっはい・・・

どこでも良いっす・・・」

「そう・・・じゃあ

ここにしよっか・・・」

そう言い私はラフレシアというホテルを選び

小島君と腕を組みながら入った。

部屋を選ぶパネルの前で半分ほどが空き室の中から

どの部屋にするか選ぶ。

私もそれほど知識があるわけではないので

適当に306号室のパネルを押し部屋に向かう事にした。

小島君を連れてエレベーターに乗るとエレベータの

天井と床が鏡だった。

「わっ嫌だっ

ここ下も鏡なの~」

と私は急いで足をきっちりと閉じる。

「マジっすか!?

わっ天井も鏡っすねっ」

そんな事を言っていると目的の部屋は

3階なのですぐに到着する。

私たちはエレベーターから出ると306号室へ

矢印に案内されながら入って行った。

部屋もエレベーター同様床と天井、それに

ベッドが置かれてあるスペースの3方向の壁が

鏡張りでこのホテルはどうやら鏡が売りのようであった。

「きゃぁ・・・これは恥ずかしい

部屋選んじゃったかなぁ・・・」

「そっそうっすね・・・

でもめっちゃ興奮しそうっす・・・」

私たちはとりあえずバッグを置きスーツの上着を

脱ぎハンガーにかけると2人隣り合わせでソファに座った。

「ホテルなんて久々だよ・・・」

「俺も大学の頃以来っす・・・」

「そうなの?今は本当に彼女いないの?」

私はソファで足を組むとバッグから煙草を取り出し

火をつける。

小島君も同じようにポケットから煙草を取り出すと

火をつけた。

「マジでいないっすよ~

ホンマ大学の時に何人か付き合って

同年代の子は上手く行かないことに

気づきましたから・・・

それになんか同年代の子だと

エッチが・・・

その俺のんデカすぎて痛がる子とかいて

上手くできん事多かったんすよ・・・」

えっ小島君ってそんなに大きいの・・・?

確かにあのお店で働いていた時も口に入りにくいほど

大きい人や長い人は何人かいたけどそのうちの1人が

小島君だったのかな?

「え~そうなのぉ?

きゃぁ・・・こわい・・・

そんなに大きいの?」

私は冗談っぽく言いながらも元主人の水島に織田さんと

大きい人との経験はあるのでその怖さにその良さも知って

いるのでこれが年の甲かぁ・・・

と改めて小島君との年の差を感じてしまう。

「いやぁ・・・

南川さんは1度見てるはずなんっすけどね…ハハッ」

「う~ん。。。

そうだよね~でもあの時は

本当に作業的にしていたからぁ・・・

けどお口に入りにくいくらい大きい人は

何人か居たかなぁ?そのうちの1人が小島君

だったのね~」

「そうかもしれないっす・・・

あっ俺風呂に湯張ってきますねっ」

私が悪戯っぽく小島君を見ると小島君は緊張した

面持ちでソファを立ちバスルームに駆けて行った。

元主人の水島とも何度もホテルに来たことはあるが

バスルームに湯を張るのはいつも私の役目であったので

ここでも新鮮さを感じ新しい人生をやり直している事に

実感が凄く湧く。

小島君が戻ってきて15分くらいで満タンになると思いますから

湯が入ったら南川さんから入ってくださいね。

と言いながらソファの隣に座ってくれたのを聞き私はこの子は

実は凄く良い子なのではないかと思えてきた。

「ありがとう~レディファーストなんだね~小島君」

私は笑顔で小島君の手を握る。

「あっいえいえ・・・

そんな事ないっすよ・・・

南川さんやからっ

先輩ですしねッハハッ」

「え~レディファーストじゃなく

年功序列だったの~」

私は少し膨れたような笑顔を作り

小島君の膝のあたりに手を這わせる。

「あっいえっそんな事言うてませんやんか~

ハハッ」

「冗談よ~

ねえ。小島君~

お風呂に入る前に

1回口でしてあげよっか?」

そう言いながら私は小島君の

クリーム色の綿パンの上から

股間に手を這わせるとそこには既に

堅くなった小島君の言う大きすぎる物が

手に触れ私はその温かさを手から感じ取り

私も下着に感じる湿りを自覚していた。

《第7章 慟哭 8話 私らしくない大胆な行動 南川美千代 終わり》




第7章 慟哭 11話 若さ 南川美千代

私は本当に自分でも驚くくらい大胆な行動に出ていた。
自分からこんな事をするなんて今までの私からは、考えもつかない事であった。

40歳を目前に迎えて成長したとでも言うの?
これが?
成長?

そんな事は解らないが私自身に変化が訪れているのは確かであった。
それは大きく信教の変化もあるがきっとその心境の変化の原因になった
のは織田さんとの一夜の思い出がきっかけとなり私の身体に大きな
変化が起きたことが大きな原因の1つだと思う。

私は隣に座る小島君が15歳も年下でしかも職場の後輩と言う
立場も手伝い、生まれて初めて男性を相手に積極的にリードする
ような態度を見せていた。

口でしてあげようか?

と言う問いかけに小島君は少し落ち着いていたのに
また挙動不審にありアタフタしていた。

それを楽しむように小島君のクリーム色の綿パンの上から
股間に這わす手をパンツのファスナの上のボタンに掛けて
それを外すとベルトを緩めていく。

「み・・・み・・・
南川さんっ・・・」

小島君は私にされるがままになり手のやり場に困っている様子で
私はそんな様子を楽しむ余裕さえある自分に驚きながらも行為を続ける。

「小島君・・・
脱いでっ
お風呂の湯を張ってくれた
ご褒美・・・
私ね・・・
元旦那とこういうところに来ていた
頃はお風呂は私の仕事だったの。
女性がするものだと思っていたわ・・・
小島君はよくできたからご褒美よ」

そう言いながら私は小島君の綿パンのベルトが
緩まると腰の位置に手をかけずらしていく。

「そ・・・そんな・・・
当たり前じゃないっすか・・・

うっうおっ・・・」

綿パンを脱がせていく際に小島君のボクサーパンツの
上から凄く大きく元気な股間に手を這わせてあげると
小島君は腰を浮かせながら面白い声を出す。

私はこんなに楽しくエッチをしている事なんて今まで
無かったと思う。

元旦那の水島との行為は、水島が好き勝手私を責めて
嫌な時でも無理やり逝かせて水島がそれを楽しむ。
私は水島に服従させられているという儀式のようにも
感じていた。

それに比べれば小島君は私にフェラチオをされる事すら
遠慮し小島君からすれば

【してもらう】

というように感じる。

水島は

【させている】

だった。

何だかこんなにやりがいを感じるのも初めてかも。
織田さんの時もそうだったが今日はもっと気持ち良く
させてあげたいと思っていた。

私は足首までずれおちた小島君の綿パンを片足を抜いてあげて
足を広げやすく動きやすくしてあげた。

小島君の濃い青色のボクサーパンツの上から立派に隆起する
小島君の若くて元気な股間を撫でる様に下から上へと手を這わせる。
脈打ち私の手に伝わる熱が小島君の興奮の度合いを伝えてくる。

「うおっ・・・
南川さんの手って・・・
指細いからっ・・・
タッチがやたら繊細で気持ち良いっす!!」

小島君が普段しないような細かな表現をしながら
触るだけで身体をもぞもぞ動かし感じている。

「ハハッ
そういう細かな表現を
応対中に出来ればもっと
良い案内ができるのに~
エッチの時だけなの~?」

私は小島君の反応が楽しく何度も何度も小島君の
若くて立派な股間を撫でて小島君のボクサーパンツを
ずらせていくと元気すぎる小島君の股間が
檻から出た獣の様に飛び出て来てバチンッと私の
顔を鞭で打つように叩いた。

「キャッ・・・あっ・・・
いた~い・・・
って・・・わっ・・・
凄い・・・」

私は小島君の元気すぎる大きく太い股間に
顔を打たれて驚きながら再度小島君の下着から
飛び出してきた檻から解かれた獣を見ると
その長さは水島の物には少し足りない感じであったが
堅さや太さは水島の物以上に感じた。

「あっすんません・・・
大丈夫っすか・・・
どうっすか・・・
デカすぎてアカン事ないっすか・・・?」

小島君が私の顔を打った事を気にしながら
自分の物のサイズに私が引いていないか心配している。

私は小島君の元気な物に頬を打たれたとき股間に
じゅわっと熱いものを感じていた。

「本当に・・・大きいね・・・
うん。
大丈夫だよ・・・」

水島の物とも織田さんの物ともまた違う小島君の
若くて元気な物を私は股間に挿入された事を想像し
更に私の股間は熱くなっていた。

私はボクサーパンツと言う檻から飛び出た小島君の
股間の獣を右手で握ると私の手では回りきらずに
掴む私の右手に伝わってくる熱が私の股間をさらに熱くさせる。

私は左手で小島君の股間の根元にある袋に指を這わせながら
右手で握りしめる肉棒の先に口づけをしそのまま少しづつ口に含んでいく。

チュッ・・・ペロペロ・・・ジュプッ・・・
サワサワ・・・ギュッ・・・

「うっ・・・南川さんっ・・うますぎますって・・・
あぁ・・・フェラチオの天才やぁ・・・」

もうっ褒められてるのかからかわれてるのか
解らないけど小島君は本気で言っていると思う。

私は口に含み切らない太い物を一旦口から外し
ソファの前で正座したまま小島君の足の間から
小島君を見上げ

「そんな天才嬉しくない~」

と微笑みながら少し責めるような目で小島君を見た。

「うぅっ・・・
南川さんのその表情で俺の
チンポさらにでかなりますって・・・
めっちゃ色っぽいし可愛いしっ
その角度あきませんって・・・」

私は小島君のその言葉に再度
同じような視線を送ると再び小島君の
若い元気な股間に手を添え口に含みながら
上下させる。

コンビニのアメリカンドッグの先端より太い
その先端を口に含み亀頭に舌を押し付ける様に
刺激を与えながら上下させると口の中に広がる
小島君の熱と少しの塩辛さが私の股間に潤いを
与えていく。

ジュポッジュポッジュポッジュポッジュポッ・・・

私は片手で額から落ちてくる髪をかき上げ
耳の上の髪を手で押さえながら小島君の
股間を口に含み上下させる速度を上げていく。

男性器の全てが口に含まれない状態での
フェラチオは慣れていたのでそれほど苦には
ならなかった。

ジュポッジュポッジュポッジュポッジュポッ・・・

ジュポッジュポッジュポッジュポッジュポッ・・・

「ううぅぅぅ・・・・
アカンッ・・・
気持ち良すぎるっすっ!!」

ジュポッジュポッジュポッジュポッジュポッ・・・

ジュポッジュポッジュポッジュポッジュポッ・・・

小島君の男器の先端あたりが私の口内で大きく膨れ上がって
来ると更に熱が帯びてきているのが解る。

ジュポッジュポッジュポッジュポッジュポッ・・・

ジュポッジュポッジュポッジュポッジュポッ・・・

「ふぅぅぅっ!!うっ!!!」

あぁ・・・すごい・・・

小島君の男性器から凄く熱い液体が私の口内に
勢いよく放出され私はそれを搾り取るために小島君の
男性器先端に舌を押し付け全て出なくなるまで吸い取っていた。

《第7章 慟哭 9話 若さ 南川美千代 終わり》



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第7章 慟哭 12話 私の好みは 南川美千代

私のお口の中で熱い物を放出した小島君は、まだ堅く逞しい男性器のまま
お風呂に入ってきます・・・
南川さんに先に入って貰おうと思いましたが
俺が先に入って良いですかっ
と恥ずかしそうに言って来たので
そんな順番をこだわる事などない私は
笑顔でどうぞどうぞとお風呂へ入る事を
促し今はソファで1人カップに注いだコーヒーを
飲みながら煙草を吸っていた。

小島君がバスルームから出てきたら順番的に
私が入浴を済ませるのだが正直あの勢いで
小島君が暴走して襲って来てくれるかな・・・
と内心少し期待していたのかもしれないと
思うほど、私の黒色のショーツは湿っていた。

小島君が居なくなったホテルの部屋で
私はスーツの上着を脱ぎ、白色のブラウスに
黒のタイトスカートの姿で居るのだが、今日身に
着けていた薄い黒色のパンストをソファに座ったまま
脱ぎバッグになおした。

素足になり手をスカートの中に入れショーツの上から
秘部を確認してみると自覚通りしっとりと指に潤いを感じる。

私は2年前に人妻子猫と言う口で男性器をサービスする風俗店に
勤めていた事があったが、その時は男性器を口に含んだくらいで
自分の股間を潤わせることなど、ただの1度も無かった。

今日は一体どうしたのだろう・・・

織田さんとの事があって以来、無性に身体が熱くなる日があったのは確かだ。
私は自分の身体の変化、心境の変化に驚きながらもそれを
楽しんでいる自分に今の私はもう水島の呪縛からは解放されている。

そう思えてくることに何を楽しみにと言うわけではないが
心が浮き上がる高揚感がこみ上げてくる。

水島と離婚して2年と半年くらい経った・・・
今までそんな事を考えたことも無かったが、私も新しいパートナーを求めても
良いのかも知れない。
勿論、再婚などを考えているわけではない。
私には大きなも居るし、そこまで求めるのは生き過ぎだと思う。

しかし、彼氏と言う立場の人が居たら良いなと、今日、今ここに来て
そう思う。

小島君?

まさか・・・

15歳も年下の彼氏なんか、大体これから初婚で結婚していかなきゃ
いけない彼の人生を私なんかにひっかかり無駄な時間を過ごさせる
わけにはいかないわ・・・

そうだとしても私は、水島のような傲慢な年上の人よりも小島君の
ような年下の子の方が好みだったのかも知れない。
一緒に居て苦しくない・・・
気を使わない・・・
そんな存在の年下の子が居て、私で良いと言ってくれる子が居たら
付き合ってみるのも悪くないかな・・・

そんな事を考えてしまえるほどに私は新しい人生に慣れてきていたのだろう。

ソファで足を組みながらコーヒーを飲み、煙草を吸っているとガチャリとバスルームの
ドアが開く音がなり、どうやら小島君が入浴を済ませ脱衣場に出て来たようだ。

私はホテルのソファの前のテーブルに置かれている灰皿で煙草の火を消すと
入浴の準備をする。

「お先にすんませんでしたっ」

とホテルのガウンに身を包みバスタオルで短い髪を拭きながら
小島君が脱衣場から出てくる。

「いえいえ~
それじゃぁ私も入ってくるね」

シャンプーの香りのする小島君とすれ違い入れ違いで
私は脱衣場へ向かい入って行った。

私は脱衣場で白のブラウスと黒のタイトスカートを脱ぎ
脱衣場の籠に入れると代わりにガウンとタオルがセットになってある
袋を取り出し、そこから大きなバスタオルと洗い用の小さなタオルを
分けて、小さなタオルを手に取ると洗面台に置く。

洗面台の向こうの鏡に黒のブラジャーと黒のショーツ姿の自分を
映し出し改めて眺めてみると自分で思うほど他人には年を感じさせて
いないのは、私って太らない体質だからかな?
と思い、少しは自信を持ってみても良いのかも・・・
と今までは元主人の水島にネガティブに洗脳されていた事を
忘れて行こうと再確認する。

黒のブラジャーのホックを外し、黒の少し小さめのショーツも脱ぎ
籠に入れ全裸になると、少し薄めのアンダーヘアに何気なく手をかけ
先ほどまで濡らしていたが、今は落ち着いているかな?
と確認しバスルームのドアを開けた。

《第7章 慟哭 12話 私の好みは 南川美千代 終わり》



第7章 慟哭 13話 自動販売機 南川美千代

バスルームでひとしきり身体を流し終え私は
脱衣場で少し濡れた髪を乾かすと、簡単に化粧を
整え、籠に入れてあった黒のブラジャーに黒のショーツに
身を包むとホテルに設置されてあったピンクのバスローブに
身体を通し小島君が待つ部屋に戻った。

部屋は私がバスルームに入る前より少し照明が落とされたのか
うす暗い明かりに変わっており、そしてやや赤がかったライトが
点灯している。

「お待たせ~小島君」

小島君はソファには居なく私は視線に部屋中を探らせると彼は
ベッドの脇でしゃがんでいて、どうやら自動販売機の前で居たようだ。

私は彼が居る方へ歩いて行くと、小島君がしゃがむ少し離れた
ベッドの脇に腰を下ろす。

「あっ・・・南川さんっ」

小島君は少し焦ったような表情で何か悪いことをしていたのを
見つかった子供の表情になっていた。
それを見て私はまたおかしくなってきて、小島君のその表情の
原因を知りたくなったがそれは、小島君の目の前の自動販売機を
見てすぐに分かった。

「小島君~何見てたの?」

小島君が見ていたものは大人の玩具が売られている
自動販売機。
私はそれが解っていて少し意地悪をする感じで
ベッドの脇に座り足を組みながら聞いてみた。

「あっいやっえ~とっ・・・
何売ってるんかなぁ思いましてっハハッ」

「良い物あった?」

私は更に意地悪そうな表情で笑いながら聞く。

「えっ・・えっ・・」

小島君は自動販売機の前でまた挙動不審になり
私は本当におかしくなり少し声を出して笑ってしまっていた。

「アハハハッ・・もうっ小島君おもしろいっ
どうしたの?そんな物私に使いたいの~?」

「あっいえっ・・え~と・・・はいっ・・・」

「え~そんなの使わなくても私、感じやすいよ~
でも今日は口止め料だからねっ
小島君の好きにすれば良いんだよっ」

小島君は目を見開き、その見開かれた目は仕事中の
彼のやる気の無さそうな目とは違い少年のように輝いて
いるように見え、私はもう本当にこの子は・・・
とも思いながら、そんな小島君の純粋な欲望が羨ましくも
思いベッドから立ち上がり財布の入ったバッグを取りに行く。

すると小島君も走ってきて自分の綿パンの後ろに入れていた
財布を取り出し

「ダメっすっ!あれは俺が買いますからっ!」

「え~良いよ~私が出してあげるから~」

私もそう言うが小島君はここは譲れないという感じで
手で私を遮ると

「今月はもう風俗行かなくて済むので風俗代で
買いますからっ」

と言い財布を持ち、自動販売機の前に走って行った。

小島君のお給料の使い道はどうなっているかは分からないが
彼なりの計算があり、その中で風俗代が大人の玩具代に今
瞬時に入れ替わったのだろう。

まあ良いかと思い私は、バッグをソファに置くとまたベッドに
戻り今度は大きな枕が2つ並べられている左側に座った。

ガチャンッ、ガチャンッ・・・ガチャンl・・・

ちょっとちょっと・・・小島君いくつ買うの~?と思うほど
自動販売機から商品が出てくる音が部屋中に響く。

音が鳴り終わるとそのうちの1つを小島君が手に取り私が足を
伸ばし座るベッドの隣に移動してきた。

《第7章 慟哭 13話 自動販売機 南川美千代 終わり》



筆者紹介

千景

Author:千景
訪問ありがとうございます。
ここでは私千景が書いた小説を紹介させて頂きたいと思います。
ほぼ私と同年代の既婚者が主役のものになるかと思います。登場人物同士が
つながりを持っていて別の物語では最初の物語の主人公が脇役を務める様な
小説全体につながりを持たせ想像を膨らませていけたらと思っております。
どうぞ宜しくお願い致します

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