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【第8章 三つ巴 3話 佐恵子の力と門谷という男|宮川佐恵子・門谷道弘】

【宮川佐恵子~~能力者―筋肉質―八色~~】

「ふぅ・・。門谷さんに見られてしまったようね・・」

先ほどタオルを受け取った際、発せられる門谷さんの感情の色の変化が見えてしまい、下着をつけていない胸の尖っていた部分を見られてしまったのが鮮明に伝わってくる。

佐恵子には特異な能力がある。宮川家の者は、皆幼いころから脳活性のトレーニングを受けている。能力開花しないものも多いが、その中でも佐恵子は優秀なほうであり、二つの得意能力を開花させていた。

汗で肌にへばり付く、黒のノースリーブを脱ぎ胴着のパンツ、そして白のTバックショーツを脚から抜き取り脱衣所の籠に入れ、鼓動を確かめるように胸を両手で触りながらつぶやいた。

しかも、あんな近くで見られたせいで、渡してくれたタオルでつい顔を隠してしまった。
門谷さんには、今日もこんな早い時間に出勤させてるし、いつも無理な命令も嫌な顔せず聞いてもらっているのに、さっきは少し冷たい言い方になってしまったわと反省する。

浴室に入り45℃で熱めに設定されているレバーを倒すと、熱いシャワーで髪を濡らし、全身の汗を洗い流す。

ひとしきり、熱いシャワーで汗を流すと、浴室の壁にある大きな姿鏡で自分の身体を確認する、身長158cmで女の割にはかなり引き締まった身体は、服を着ていると一見華奢に見える。しかし、少しお腹や脚に力を入れると、筋肉のスジが浮かび上がった。

「・・・・スタイル維持のためにトレーニング再開したんだけど、やり過ぎかしら?」

と誰ともなく呟き、薄っすらとシックスパックになった腹筋を撫で、筋肉が露わな脚やお尻を摩る。遠目に見ればスタイル的には胸以外は問題ないわね、と思いつつも、やはり間近で見ると筋肉がやや気になった。

一切ウエイトトレーニングなどしていないので、筋肉があるといっても、ボディビルダーのような身体ではない。これで服をきていたら、むしろ着痩せして見える。実際、ちゃんと食事を摂っているのかいるのか、心配される時があるほどだ。

シャワーで汗を流し、タオルで身体の水分を拭い去ると、全裸で脱衣所のデジタル体重計に乗った。表示板の数字の停止を待つ。しばらくするとピッという電子音がして57kgと表示される。

「・・・体重だけ見ると、重いわね」

そういうと、外していた腕時計で時間を確認する。門谷さんに言った時間まであと15分しかない。気にはなるが、体重やスタイルはすぐにはどうしようもないと考え、自分で言った時間に間に合うよう、急いで支度をする。

ジャケットにタイトスカート、植物を模した刺繍入りのパンティーストッキング、ベストも身に着ける。ブラウスは薄いピンクであるがそれ以外はすべて黒である。普段からブラウスの色が変わる程度で、大抵黒を基調とした服装で統一していた。女性社員には制服を支給しているが、これは自前のものである。

いつもの手順を手早くすすめる。髪を乾かし、化粧を済ませ、最後にややふっくらした唇にお気に入りのルージュを引き、唇を合わせぱっと開く。

「よし、できた」

化粧道具をポーチに仕舞い、バッグに投げ込むと急いで車に向かう。

道場の門まで向かうと、車の前でドアを開いている門谷さんが見えた。柿、黄、薄緑のオーラを2:4:4で纏わせている。
私は、男性相手に限るとここ数年では彼にしか見せたことのない笑顔で言った。

「おまたせしましたわ、いきましょうか」

本当の意味で、信頼できるお気に入りの部下をねぎらい、後部座席に乗り込んだ。

【宮川佐恵子、門谷道弘~~信頼~~】

支社長室の革製の椅子に深く腰掛け、脚を組み、目を細めて渡した資料に目を通している。
資料に目を走らせる顔は冷静で無表情なように見えるが、わずかに苛立っているように感じられた。それは提出した資料には良いことは一つも書いてないからかもしれない。


「・・・すでになにか対策はしていますの?」

支社長は資料から目を離し、顔を上げ聞いてくる。俺は立っているため、座った支社長は上目遣いだ。

しかしいい角度の上目遣いの顔が拝めたのは一瞬で、支社長は目を落とし、渡された資料の用紙を、ベージュ色のマニキュアが施された白い指で、几帳面に揃えファイルに戻すと、今度は目を合わせず、細く長い腕をのばしてファイルを俺に返してくる。

俺は、気を取り直しファイルを受け取りながら、正確に伝えなければと口を開く。
経験上、支社長には正攻法しか通じないことはわかっている。

今回、取り繕う言い方など不要だが、彼女にはなぜか嘘や言い訳は絶対に見抜かれるし、そういうことを彼女は非常に嫌う。脱落していった俺のライバル達は、皆その類のことで失脚し、関西支社から排除されていったのだ。

報告書の概要を頭の中で思い返す。
今回の湾岸部開発の計画を進めるにあたって、どこから嗅ぎつけてきたのかわからないが、橋元不動産なるこの地域では有名な不動産会社が、計画に一口乗らせてほしいと要請があったのだ。うちと協力したほうが宮川コーポレーションのためになるし話がスムーズに進むと・・・。

その件は支社長にも一応報告したが、支社長の反応は俺の予想通りで、一言「無視してください」と言っただけだった。

そして橋元氏を追い返した日から1か月ほどたった先週末から、いままで順調に進んでいた湾岸部開発のプロジェクトが突如暗礁に乗り上げた。

ようやく契約まで漕ぎつけた地権者たちからこぞって契約解除を申し入れがあり、近隣住民も計画に反対運動を起こしだし、府警にまで近隣住民から苦情が寄せられ、当社に警察から注意喚起が来る始末だ。
それに府のほうまで計画自体を白紙に戻さないかと言ってきた。

そこで、おそらくこれらの原因である橋元氏の会社に二人、話し合いに向かわせたのだが、今度はこちらが門前払いされてしまったのだ。

支社長が伸ばした手からファイルを受け取っていると、支社長室の入口のほうからコンコンと音がし、「失礼します」という女性の声がした。

こちらの返事を待たずドアが開かれると、カップが二つ置かれたトレーを持った女性が入ってきた。コーヒー豆を焙煎した香ばしい香りが部屋に広がる。女性は慣れた所作で支社長の机の前まで進むと、支社長の机にソーサーを置き、「どうぞ」というとソーサーの上にカップを置いた。

「・・ありがとう」

僅かに不機嫌そうな表情で支社長が言う。

(・・・この子にはいつも冷たいな、、、今度からお茶汲みは違う子に頼もう)

などと思っていると、女性はソファの間に置かれているテーブルに俺の分であるもう1セットのコーヒーを置くと、女性は「失礼しました」と言い、部屋の二人に一礼して支社長室から出て行った。

「門谷部長も座ったら?今日もお忙しいでしょうけど、少しぐらい座る時間あるんでしょう?」

先ほどの女性従業員に向けた表情とははまるで違う優しく、明るい口調で支社長が促す。
支社長は机の引き出しから白い丸い砂糖の入った陶器を取り出しつつ、手のひらでソファを指し、俺に座るように勧めてくる。俺は促されるまま応接ソファに向かうと

「失礼します」

と言ってソファに腰掛ける。
支社長は、カップにスプーンで5杯の砂糖を投入して、カチャカチャとコーヒーを混ぜている。

俺の前に置かれている、湯気を立てているコーヒーの入ったカップからは、香ばしい匂いが発せられていたが、匂い楽しむまでにとどめ、まずは支社長に最初聞かれた対策について口を開いた。

「ええっと、すでに地権者たちには契約書にも記載しているとおり、現況では契約解除は不可能であることを、手分けして伝えに向かわせております。法的には当社は過失などなく、契約書通りに解釈すると、寧ろ地権者が契約不履行事項に抵触していますので、地権者に関しては問題なく解決するでしょう。あと、府のほうには、地権者と同じく白紙になどできるような状態ではないので、これらも問題はないですが、一応、本日私が話を付けに行くことになっています。警察のほうは、さらに問題は少なく放っておいても大丈夫でしょう」

さらに続けようとしたとき、大変甘くなっているであろう黒い液体を啜っていた支店長が口を開いた。

「問題は、反対運動ね・・・」

啜っていたカップをソーサーに置くと、支社長が額を抑え、溜息をついた。

「おっしゃる通りです。ですが時間はかかりますが解決はできます」

「・・・・そうね。・・でも時間をかけて計画を遅れさせるわけにはいかないわ。本社もこの件で突いてきてるし・・・・今回はお金を使って解決しましょう」

「上限はいかがいたしましょう?」

「・・・2か月以内、それで再開してくださる?」

金額の上限を確認したかったのだが、期間を指定してきた。金額の上限は問わないということか、といっても上限がないというよりも任せるという意味だろうと解釈する。

「承知いたしました。2か月いただければ何とかなると思います」

「そうよね。期待しているわ・・・門谷部長」

目を閉じ天井に向いていた顔をこちらに向けると、妖しい美貌に笑みが綻んだ。(期待している)などとは年下の女性に言われるセリフとしては高慢と言わざるを得ないが、この笑顔を向けられれば大抵の男性はコロリと転ぶのではないだろうかと思う。

内心の動揺を顔には出さず、俺以外の奴らにも、この笑顔で労をねぎらってくれると、支社内の男性社員にはとくに効果があるんだがなあ、、と内心の希望を心中でつぶやきつつ、年下の女ボスに丁寧に了承の意を返す。

「お任せください」

「お任せしますわ」

支社長の綻んだままの顔での即答に安堵し、カップを手に取り、ようやく暖かく程よい酸味を味わった。

【稲垣加奈子、神田川真理~~ガッキーとボクっ娘】

ようやくコーヒーに口を付けたところで、再び支社長室の扉がノックされる。
返事を待たず、支社長室の落着いた色合いの木質ドアがやや乱暴に開くと見慣れた女性が二人入ってきた。

「失礼します。・・・・あれ?門谷さん!またここにいたんですか?みんな待ってましたよ?!」

「門谷部長、今日も支社長をお迎えに上がってたんじゃないんですか?10時から府庁で大事な仕事があるというのに、本当にお疲れ様です」

二人とも社内で1,2の人気のある女性だ。対照的な印象の二人だが、非常に優秀で支社長も重用している。それに二人とも支社長とは同期入社でもあるし、部長である俺に対して部長とは呼ばず話しかけてくる彼女は宮川支社長の幼馴染だ。

「えええ?支社長、今朝も道場に言ってたんですか?行くときは私も誘ってって言ったじゃないですかぁ」

入ってきた二人のうち、髪の毛の明るいやや長身のほうの女性が支社長に不平を言う。

「え、、?ええ、、でもあなた、大体二日酔いで朝起きないじゃない、、それより門谷部長、そろそろ府庁に行く時間でしょう?これから稲垣と神田川とも打ち合わせなの。・・・長引いてしまったわね、今度から資料をもう少し簡潔にまとめておいて欲しいですわ」

「承知しました。次は気を付けます。それでは行ってまいります」

やや釈然としない注意を受けたが、素直に謝罪し下げていた頭を上げると、複雑そうな表情の支社長に見つめられていた。支社長はなにか言いたそうな気がしたが、時間はそろそろ本当にぎりぎりだったので、来訪女性社員二人に軽く挨拶を済ませると、立ち上がると急いで支社長室を後にした。

「やっぱり、二人ともまだ帰ってないみたい、、あの連絡の後、支社に帰ってこないから部署の子たちにも聞いてみたんだけど、、、、」

「二人とも市内に一人暮らししてるから、さっき実家のご両親に連絡させていただきました。、、、やはり、両方のご両親にも連絡は来ていないみたいです。、、警察には捜索願を出しておきましょうか・・?」

門谷部長が役員室から退室し、ドアが完全に閉まるの確認すると、稲垣加奈子は首を振り報告してくる。

真理は現在行方不明になっている、雨宮雫、楠木咲奈のご両親に報告したばかりで、ご両親の心配に当てられたのであろう、真理自身も美しい顔を陰らせている。
そんな二人の不安と困惑が色濃く伝わってくる。

湾岸地域開発事業の推進は門谷さんに任せておけば、再開まである程度時間の猶予があれば漕ぎつけるはずだけど、こっちのことまで負担はかけられないわね。

頼りになる年上の部下の負担を考え、加奈子と真理に調べさせていたのだ。雨宮雫と楠木咲奈が行方不明になって今日で3日目である。門谷さんには欠勤していると伝えているが、一昨日、二人は橋元不動産で門前払いをされた報告を受けてから連絡が途絶えており、実は昨日も今日も無断欠勤なのだ。

「真理、捜索願は出しておいて。それと、橋元という人、、知り合いの伝手を使って少しだけ調べてみたんだけど、善良な市民ってわけじゃないみたいね。外国人をいっぱい囲って愚連隊みたいなのを取り巻きにしてる危険人物・・・・。咲奈や雫のこともあるから急ぎたい気持ちもわかるけど、橋元の情報がもっと欲しいわ。急だったけどなにかわかった?」

二人の捜索願いを警察に依頼しスマホをしまうと、加奈子が心配を口にしている。

「情報が欲しいのはわかるけど、そんなに時間がないんじゃ・・?」

と焦る加奈子を遮って、心当たりを提案する。

「それなら私に心当たりがあります。菊一という探偵事務所が市内にあるのですが、佐恵子はご存知?」

この部屋には私たち3人しかいないので名前で呼ぶ。

「知らないわ」

私の質問に即答した佐恵子は短く答えさらに続ける。

「大丈夫なの?探偵なんて、、、菊一探偵、、聞いたこともないけど・・・。探偵って、なんだかアウトローな仕事ってイメージしかないの」

佐恵子は興味のないことは憶えてくれない。菊一探偵事務所についての報告は初めてではないのだが、予想通りの反応だったので、用意していた返事を返す。

「評判はかなりいいみたいですし、凄腕だと聞きますよ。それに府内で有名人だと目されている方達の情報はだいたいすでに収集しているとも聞いたことがありますので、佐恵子のことも調べられてるかもしれないですよ?」

佐恵子の性格を考え、意地悪で少し煽るような言い方をしてしまうが、そのほうが効果は高いことは分かっていた。

「わかったわ。・・・・内容は、、橋元不動産について聞きたい、と、すでに橋元不動産や橋元氏についてこちらにとって有用な情報を持っているのであれば情報提供料をお支払いする。この内容でその探偵を呼んでくれる?」

「承知しました。いつ・・」

「今日の14時でどう?予定空けておくわ」

「・・・14時ね、、大丈夫かしら」

「予定は合わせてもらって、、14時に2階の応接室で、あそこならエントランスに入った時に見えるから」

言い出したのは私だし、佐恵子がこういう反応するのも予想はしていた。急遽訪問してもらうことに変更させてもらっても、電話で話した感じでは、気分は害さない人のような気がする。菊沢さんに我儘を言ってしまうが決心する。

「わかりました、、実は菊一探偵事務所には午後から私が伺うことになっていたの。予定を変更してこちらに向かってもらうようにお願いしてみます。今から連絡とりますね?」

「ええ、お願い。さすが真理ね」

「まだ先方の了承得てないから、待ってて」

佐恵子の強引さに苦笑しつつ、ジャケットのポケットからスマホを取り出し、【菊一探偵事務所・菊沢美佳帆さん】と表示されているのを確認し操作する。

【第8章 三つ巴 3話 佐恵子の力と門谷という男|宮川佐恵子・門谷道弘終わり 第8章4話へ続く】


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筆者紹介

千景

Author:千景
訪問ありがとうございます。
ここでは私千景が書いた小説を紹介させて頂きたいと思います。
ほぼ私と同年代の既婚者が主役のものになるかと思います。登場人物同士が
つながりを持っていて別の物語では最初の物語の主人公が脇役を務める様な
小説全体につながりを持たせ想像を膨らませていけたらと思っております。
どうぞ宜しくお願い致します

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